電脳経済学v8> f用語集> psy サイコパス(Psychopath)(v8) (当初作成: 2016/11/14)
1.はじめに:
(1)最近よく聞く「psyサイコパス」は精神病質と訳され、Wikipediaによれば次の通りである。「精神病質(せいしんびょうしつ、英: psychopathy、サイコパシー)とは、反社会的人格の一種を意味する心理学用語であり、主に異常心理学や生物学的精神医学などの分野で使われている。その精神病質者をサイコパス(英: psychopath)と呼ぶ。」
(2)簡潔に述べれば「共感性が欠落した反社会性人格障害者」となる。心理学用語であるが精神病質と呼ぶように精神科との境界領域に位置する。別な表現では「異常性格」となるけどその人が日常生活を営んでいる限り病気とは言えない。
(3)サイコパスは事件や事故の事後に社会問題として取り上げられる。その一方、事前には日常性に埋没していて問題化されない。例えば「いじめ」は程度問題で扱いは難しいけど、事後は「知らなかった再発防止に努める」の繰り返しで終わる。
2.説明/考察:
(1)人間関係としての社会関係:
人間として生まれたからには死ぬまで人間関係は続く。ここで言う人間関係は自己同一性(:本サイトの主題)を中心として同心円的に広がり、社会関係はこれの集合的な拡張となる。つまり各人がこの自己同一性を備える。
(2)もしかしたら私も:
サイコパスかも知れない。自分は自分で規定できないので社会性文脈のもとでの自分が問われる。そこで私をよく知る近親者などに折に触れ聞いてみる。それ以外に確認する方法はない。
(3)周辺のあの人も:
サイコパスに当て嵌るかも知れない。しかし疑わしいので検査/診察を受けたらとも言えない。精神科系の患者予備軍は健常者の手には負えない。
3.参考資料:
(1) 精神病質 (Wikipedia)
(2) サイコパスとは何か
(2)-2 ―同上― 参考文献
(3) サイコパスと共存すべきか
(4) サイコパス(GOOGLE 検索)
(5) サイコパス (文春新書) 2016/11/18 中野信子