電脳経済学v6> f用語集> oxt オキシトシン (oxytocin) 当初作成 2014/06/29:一部改訂 2014/07/02:2014/08/06) (srt セロトニン

1.梗 概
<1> 脳下垂体ホルモンの一種で陣痛誘発剤として使われる。(大辞泉)
<2> 視床下部で合成され脳下垂体後葉から分泌されるホルモンで出産時の子宮収縮作用や乳の分泌促進作用がある。(大辞泉)
<3> 愛情ホルモンとして近年注目されている。(信頼ホルモン/幸せホルモン/癒しホルモン/絆ホルモン/ふれあいホルモン/思いやりホルモンとも呼ばれる。)(電脳経済学)

2.説 明
(1)オキシトシンが最近Eテレで放映されたので次の理由から用語集に急遽追加した。オキシトシンの化学成分や薬理機序は専門外であり触れないとして、哲学や心理に及ぼす影響について考察を加える。オキシトシンの分泌は対人関係により変動するという。つまり好意や愛情を抱けば増えて悪意や敵愾心により減る。これが愛情ホルモンと呼ばれる所以である。これは信頼関係の改善や発達障害の治療に対しても有効性が判明している。ただし現在ではその使用は国の内外共に認められていない。
(2)人間には自己防衛本能の裏返しとして非自己に対して敵対意識があるようだ。世界各地における地域紛争や多発する各種犯罪の原因もオキシトシン不足によるものか。ならば、これの空中散布や無料配布といった利用方法はないものか。

5.参考資料
(1) オキシトシン (Wikipedia)
(2)
サイエンスZERO「心と体を支配する!神秘の物質ホルモン(2)オキシトシン」
(3) あさいち『もう一度ふれあいたい!?夫婦のスキンシップ」

(4) Everywhere Psychology 『心理学:オキシトシンとは
(5) PHP Biz Online 衆知 「脳の疲れ」がスーッととれる!”癒しホルモン”オキシトシンの増やし方
(6) 鼻からスプレーすれば【コミュ障】が改善するというオキシトシンって何?
(7) 日経サイエンス 信頼のホルモン オキシトシン