電脳経済学v6> f用語集> srt セロトニン (serotonin) (当初作成 2014/08/12) (⇒oxt オキシトシン)
1.梗 概
<1> 神経伝達物質の一種。脳・脾臓・胃腸・血小板に多く含まれ、平滑筋の収縮、血管収縮、止血、脳における神経伝達、松果体でのメラトニン合成などに作用し、また脳の活動をたかめるといわれる。トリプトファンから合成される。5‐ヒドロキシ‐トリプタミン。(広辞苑)
<2> 血清や血小板、視床下部などにある物質、血管や筋肉の収縮、刺激伝達などに関与する。(カタカナ)
<3> 喜びホルモン/感動ホルモンとして近年注目されている。(参考資料(3))
2.説 明
(1)セロトニンが最近TV-TOKYOで放映された(参考資料(3))のでオキシトシンとの絡みから用語集に追加した。セロトニンの化学成分や薬理機序はオキシトシン同様に専門外であり触れないとして、健康や心理に及ぼす影響について考察を加える。セロトニンは人間の精神面に大きな影響与え、心身の安定や心の安らぎなどにも関与することから、「幸せホルモン」とも呼ばれる。セロトニンが不足すると、うつ病や不眠症などの精神疾患に陥りやすいといわれている。
(2)人間が備える生体防御機構の一つとして免疫が広く知られる。免疫反応は先ず自己と非自己の識別から出発する。一方、人間生体防御機構として内部恒常性(ホメオスターシス)の維持もまたよく知られている。前者がオキシトシンに後者がセロトニンに対応する、のではと筆者は解釈している。身体外の非自己とは異物を指しストレスと呼ぶこともできる。身体を国家に置き換えれば対外的な防御機構は軍隊の役割りであり、体内的な秩序維持は警察の出番である。この比喩は飛躍が過ぎるであろうか? それとも論理自体が不適切だろうか読者各位のご判断に委ねるとしよう。
5.参考資料
(1) セロトニン(Wikipedia)
(2) セロトニンとは
(3) 主治医が見つかる診療所:TV-TOKYO
(4) ストレスに強くなる!幸せ物質「セロトニン」を増やす方法