電脳経済学v3> f用語集> ro1 6W2H (2004年01月16日新規追加)

1 who:主体、誰が
2 whom:客体、相手、誰に
3 what:客体、媒体、対象、何に、何で、何を
4 when:時間、いつ
5 where:空間、どこで
6 why:理由、なぜ
7 how to:方法、いかに
8 how much:価格、いくら


人間の思考枠組みは上記の6W2Hによって確認することができる。研究者が論文の構想を練る場合や新聞記者が記事を纏める場合さらには企業家が事業を起こす場合などコミュニケーションのさまざまな局面で重宝されるチェック項目である。
これには ヴァリエーションがあって、whichを追加して7W2Hとしたりhow muchを除いて6W1Hとしたりhow muchを価格のみならず数量を問う場合などもある。 上記3に示す通りwhatには注意を要する。
人間の思考枠組みや論理構造には普遍性があり、私の経験では6W2Hは世界中の教育を受けた知識階級に通用する。主語が曖昧なアジア系の人たちと大切な話を進める場合や混乱状態を解消する場合に有力である。

電脳経済学の思考方法は「主体-客体」あるいは「主体-媒体-客体」を基本としている。ここで主体は自分あるいは人間を意味する。例えばマルクスは「人と人」の関係を「人と物」の関係に還元している。ここで物は媒体としての資本を指しているので「主体-媒体-客体」は「資本家-資本-労働者」と読み替え可能である。電脳経済学の立場からいえば、客体は最終的には自然つまり宇宙になり、したがって対象となる人間もまた媒体になる。なぜなら人間も自然の産物だからだ。しかし、この思考法の取り扱いは慎重である必要がある。電脳経済学の結論であるe24梵我一如とは6W2Hが消滅した状態を意味する。主体の由来は哲学の領域になるので関心のある方はau1宇宙あるいはao1オントロジーを参照願いたい。

[参考資料]
(1) 事業計画概要(6W2H)
(2) 3X3マトリクス思考〜6W2H