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オートポイエーシス(自己創出) (Autopoiesis) (⇔hms
ホメオスタシス)
(当初作成:2016/08/03)(追加(1)C:2020/06/10)
(1)一般的な定義:[下記Wikipediaを要約]
@ オートポイエーシスとは、1970年代初頭にチリの生物学者ウンベルト・マトゥラーナとフランシスコ・バレーラにより提唱された生命系の本質に迫るcct概念である。
A 彼らは細胞の代謝系や神経系に注目して「生命の有機構成」を円環的な構成と自己による境界決定に認めた。
B その意義は生命系の特性を自己言及性や自己決定性に求めた点にある。オートポイエーシスはギリシヤ語で自己製作を意味し、邦訳では自己創出や自己産出とも呼ばれる。類似語として 創発(Emergence) がある。
C 哲学用語であるコナトゥス(Conatus) は ”事物が生来持っている、存在し、自らを高め続けようとする傾向”を指し、その時代の哲学者によって様々な意味が与えられて来た。汎神論で知られるオランダの哲学者スピノザは、その代表作『エチカ』においてコナトゥスの概念に対して近代的なオートポイエーシスの先駆的な意味を与えた。これはコナトゥス最末尾にある一般システム理論に指摘されている。(下記(3)D参照) (追加: 2020/06/10)
(2)筆者による定義:[imn虚数・qut量子論・bdt身体論・hmsホメオスタシスからの導出]
@ 結論を言えば、オートポイエーシスは「量子系の絡み合い(entanglement)」である。これは「量子もつれ」とも呼ばれる。
A
「絡み合い」の理解には「量子力学」を巡る一定の予備知識が要請される。
B bu1物質系と生命系の結合は「絡み合い」が鍵概念となる。これは古典論と量子論の統合を意味する。
C 「量子テレポーテ−ション」 (瞬間移動)や「EPR相関」も文脈は同じである。
D 「絡み合い」は不可解な現象であるが関心のある方はこちらなどいかが。
(3)参考情報:
@ オートポイエーシス (Google)
A オートポイエーシスとは何か 永井俊哉ドットコム 生命とは何か 永井俊哉ドットコム (追加:2018/07/08)
B オートポイエーシスー生命システムとはなにか H.R.マトゥラーナ、F.J. ヴァレラ著 河本 英夫 訳 国文社 1991/1 (追加:2018/12/06)
C 〈わたし〉の哲学 オートポイエーシス入門 河本 英夫 角川選書541 2014/6/19 (追加:2018/12/06)
D YouTube スピノザ 『エチカ』の哲学解説【神とは?宇宙とは?欲求とは?自由意志とは?…】「汎神論、コナトゥスは、引き寄せやスピリチュアルの元の思想です」 本解説のしもん塾【プロ読書家】 (追加:2020/06/10)