電脳経済学v8> f用語集>qbv 量子論的身体観 (Quantum body view)(v8)   (⇔bdt身体論(⇔qut 量子論 (⇔ath 無神論
(当初作成:2018/05/06)(追加修正:2018/05/12)

1.梗 概:
(1) 表題の中核は「身体」であり、その流れから本ページはbdt身体論の追加説明となる。
(2) 当初の表題は「量子論的自然観」(下記3.(3)参照)であった。しかし、nt自然は多義的且つ曖昧な用語故に。
(3) この自然を内的自然と外的自然に二分して、内的自然を身体と呼ぶ。つまり、ここでの身体は人間と同義になる。(この内外二分は便宜的で、自然は本来的に分割不可能である。下記3.(3)-2 参照)
(4) その帰結として、上記(3)は「人間は自然の一部である」(nt自然4.参照)となる。これは「存在論」の立場である。
(5) 一方、「認識論」の立場からは「自然は人間の一部である」となる。(qut量子論に依らなくても、人間は自然の一部しか認識出来ない。)
(6) 上記(4)と(5)の対応関係はe24梵我一如の文脈に照らして格別に意味深長である。
(7) 付言すれば、(4)と(5)はそれぞれ宇宙原理ap人間原理に相当する。大宇宙(マクロコスモス)と小宇宙(ミクロコスモス)とも呼ばれる。

(8) 上記の要諦は「内的自然=人間=身体」となる。
(9) これが「量子論的自然観」をあえて「量子論的身体観」とした理由である。
(10) なお、量子論的は「観」と同様に本人固有の見方を意味し、自分自身と同義である。つまり、内的世界を通して外的世界を観る態度を指す。上記文脈から言えば、内的自然を通して外的自然を感じ取る自然観となる。(例えば下記3.(2)-2に示されるように数学者には数学的自然がある。)
(11) 重複や前後があるけど筆者なりの「量子論的
自然観」はnt自然の5.に示している。

2.補足説明:
(1) 「量子論的身体観」は筆者の知る限りでは「内部観測」が最も近い概念である。この意味で、通常の観測は「外部観測」に相当する。(話題が逸れるけど、この概念は生命や進化の本質と絡むのでatpオートポイエーシスslf自己言及パラドックス)等を巡る一定の知識が求められる。)
(2) 仏教用語では「内観」と呼ぶ。内省、省察、観心等でもよい。日常用語ならば自己観察による自己発見または自己管理による自己実現である。
(3) 「量子論的身体観」は「ji1自愛te哲学」とも言える。aa1愛自体が哲学的な概念で、キリスト教は他愛を説き、仏教では愛を退ける。
(4) 「量子論的身体観」ctd矛盾の解消が当面の目標であり、違和感の程度がそれに目安を与える。到達点はwu無為自然で代表出来よう。
(5) 「身体論の展開故に医学や健康とも絡むけど、それは結果として捉える。つまり健康は出発点であり且つ到達点でもある。(更なる詳細はhmsホメオスタシス(生体恒常性)を参照。蛇足ながらヒポクラテスは「自然こそが最良の医者である」とした。)
(6) 結語は「自身の健康に留意して、何事も須らく肯定的に捉えるべし」となる。

3.参考情報:(追加:2018/05/12; 2018/05/19)
(1) bdt身体論 (電脳経済学)
(1)-2 身体論 (Wikipedia)
(2) 『数学する身体』 森田 真生 新潮社
(2)-2 YouTube 岡潔と森田真正 No: Name
(3) 物理教育 第46巻:[.量子論的自然観 菅野 礼司 (pdf)
(3)-2 nt自然(電脳経済学)
(3)-3 qut量子論 (電脳経済学)
(4) 内部観測 (Wikipedia)
(4)-2 『内部観測とは何か』 松野 幸一郎 青土社
(4)-3 『来るべき内部観測』 松野 幸一郎 講談社選書メチエ
(4)-4 「認識過程の中の量子力学」 pdf 松野 幸一郎 長岡技術科学大学
(4)-5 「内部観測と現象学的還元についての考察」 pdf 武藤 伸司 東洋大学
(4)-6 現代思想1999年4月号 特集=システム論  「内部観測とオートポイエーシス」  松野 幸一郎・外 青土社
(4)-7 『気のコスモロジー内部観測する身体』 石田 秀実 岩波書店
(5) atpオートポイエーシス (電脳経済学)
(5)-2 オートポイエーシス (Wikipedia)
(5)-3 『経験をリセットする』−理論哲学から行為哲学へ− 河本 英夫 青土社
(6) hmsホメオスタシス(生体恒常性)(電脳経済学)
(6)-2 恒常性(ホメオスタシス) (Wikipedia)